今回はONEPIECEの人気キャラクターであり、謎が非常に多い”青キジ”ことクザンについて考察したいと思います。
元海軍本部“大将”青キジでヒエヒエの実の能力者。かっこいいけど少しだらけてて、でもめちゃくちゃ強い。
そんなクザンの足取りや目的、正体について書いていきます。
黒ひげに加担?空白の百年を探っている?などの噂も。
まずは彼の歩みから色々探っていきたいと思います。
目次
青キジと麦わらの一味との因縁
作中に最初に登場したのは麦わらの一味がデービーバックファイトに勝利し、一件落着してすぐの所に突如として現れ、海軍大将という立場ながら掴みにくい性格とはいえ、意外と話が通じるやつかと思いきや一転、一味に「死んどくか…」発言!
ロビンの危険性を語った後、急成長を遂げる麦わらの一味を後に海軍の脅威になると判断し激昂したロビンを凍らせました。
一味の面々を逃し一騎打ちを申し込んできたルフィを一瞬で凍らせ、その圧倒的な強さを見せつけながら、一味をアラバスタの一件に免じて見逃すという衝撃的な強さと共にただの海軍の連中とは一味違う面も見せました。
引用:ワンピースネタバレ
青キジ、ロビンとサウロとの関係
その後、ロビンの過去編にて中将として登場してきました。
当時、20代の若さながら中将という地位にいることから若い時からかなり活躍していたようです。
海軍に疑問を持ちロビンの母のオルビアを逃し、自身も海軍から逃げてきた“ハグワール・D・サウロ”をロビンの故郷のオハラに追跡してきました。
自分もサウロと同様に海賊ではなく考古学者に執拗に固執する海軍に少し疑問を持ち始めます。
裏切り者のサウロを凍らしましたが、サウロとは親友であったので彼の意思を汲むことにし、ロビンを逃す事にしロビンの人生のその後を静観することに決めました。
デービーバックファイト直後の麦わらの一味の前に現れたのもアラバスタの事件後に消息不明になったロビンを確認する為だったようです。世話になった上官のガープの孫であるルフィを一目見るという目的もあったようですが。
赤犬と青キジの元帥の座を巡り決闘
その後、ルフィ達が修行していた2年の間に元帥の座を巡り赤犬と10日間に及ぶ、島の気候を変えるほどの大規模な決闘を行いましたが、勝者は赤犬。
赤犬も流石にかつての同志にトドメはさせず、命は取り留めましたが新元帥になった赤犬の下に就くつもりはなく、海軍を抜けました。
ちなみにこの決闘で青キジは右半身に大火傷を負い、左足を欠損して氷の義足になっていることが劇場版「ONEPIECE FILM Z」で描かれました。
青キジ唯一無二の正義感
20年前のロビンの回想に出てきた青キジの正義感は「燃え上がる正義」と海軍の兵士らしい正義感でしたが、悩み続けた結果、確固たる意思で「ダラけきった正義」になったと作者の尾田先生が語っています。
その為海軍在籍時から海軍の「絶対的正義」には縛られない強い信念を持ち、職務は全うしつつ「正義とは立場や状況によって変わるもの」という考えのため、世界政府や海軍が全てとは思っていなかった。
海兵としては少々特殊な感覚のようですがその確固たる信念によって上官のガープやセンゴク、部下のスモーカーなどからの信頼は厚いようです。
一方の赤犬の正義感は「徹底的な正義」とオハラ壊滅の時にも民間人の乗っていた避難船を沈没させたことからもわかるように「悪は根絶やしにすべし。」という極端なようにも見える正義感を持っています。
この二人の相容れなさも元帥の座を巡り、激しく対立し決闘までに発展してしまった要因ですね。
画像はギャグっぽい所ですが。(笑)
青キジは能力もかっこいいですし必殺技もド派手なのが多く数ある名言なども魅力です。
その後の青キジの足取りは…
海軍を抜けた後は、ただの放浪者かと思われていましたが黒ひげに加担しているという黒い噂も流れているようですが今の所は実際に一緒に何かをしたのかは不明です。
パンクハザードでドフラミンゴから助けたスモーカーに今の現状や”闇”に通じてる噂を聞かれた際にスモーカーにはある程度のことを話したようですが、話を聞いたスモーカーは『…。なら、いい』と納得したようなので闇に手を染めたり、無茶なことをするようではないようです。
ですが、なぜパンクハザードにスモーカーがいることがわかったのかは明らかになっていません。
どこからどのような情報を仕入れたのでしょう。
青キジがなぜ黒ひげに加担?
そんな青キジの目的は何なのでしょうか。
海軍を抜けてどのくらいの時間が経っているのか正確にはわかりませんが、まず一番気になるのは正義を掲げたはずの青キジがあの黒ひげに加担しているというのはどういう事なのでしょうか。
ドフラミンゴにパンクハザードの時点で『いい評判は聞かねぇぞ!』と言われたり、上でも書いたようにスモーカーに黒い噂について聞かれたりしてました。
この時青キジは何らかの計画や協力を持ちかけている途中だったのでしょうか。
しかし時系列的に少し後、赤犬がドレスローザの一件で五老星と揉めている時に『クザンの件はどうだ… あの巨大な戦力が今や”黒ひげ”に加担しているとは!! 軍の対面も何もあるまい』と言われているように、もう黒ひげに協力したというような言い方をしています。
まだ協力関係の持ちかけや具体的な行動を起こしていないとしたら、ここまでの事にはならないと思いますが世界的にはもう黒ひげの仲間のように位置付けられているのでしょうか。
黒ひげの元にいる理由は、青キジがスパイ?
正直言うと青キジに関しては登場シーンもそんなに多く無いので目的などのヒントが少ないですが、様々な噂の一つは黒ひげ海賊団のスパイをしてるんではないか、という噂。
それも海軍依頼されたスパイと言うよりは世界政府、もしくは五老星直属のスパイと言うもの。
正直言うとこの噂に関してその可能性はかなり低いと思います。
上にも書いたように五老星自ら、赤犬に青キジの黒ひげ加担を叱責しようとしたくらいですから。
それに青キジは誰かに何かを命令されて、遂行するというようなタイプでは無い様に思います。
ですが今やいくつもの船を引き連れ、大きな戦力を持ち四皇の位置に君臨している黒ひげの行動などがわかるとなると世界政府にとってはかなりの有益な情報となりその成果は計り知れませんので世界政府のスパイという説は完全に0では無いのかもしれません。
青キジと共通の敵がいる?
他に黒ひげと組む理由としてシンプルな理由となるのはやはり共通の敵がいるのではないかと。
海軍でもなく海賊でもない勢力といえば思いつくのは”革命軍”となりますが、青キジも黒ひげもこれといって革命軍が特別邪魔な理由もなさそうです。
ですが黒ひげは革命軍総本部バルディゴを壊滅させましたので、たまたま場所がわかったので潰しに行ったという訳ではなく過去にドラゴンや革命軍と揉めた過去などがあるのでしょうか?
でもやっぱり青キジに革命軍を付け狙う理由は思いつきません。
世界政府を破滅させようとしてるだと!そんなのは許せん!という感じでもなさそうですし。(笑)
空白の百年を探っている青キジ?
これも想像の域を出ませんが”空白の百年”、もしくはポーネグリフ”歴史の本文”を探っているのではないかという説。
ロビンの故郷である考古学者の島、オハラの殲滅作戦に参加し親友であったハグワール・D・サウロを自らの手で殺す事になってしまった訳ですよね。
海軍の作戦に疑問を持ち自分の信念に従ったサウロや狂気に駆られたかのようにオハラをバスターコールで島ごと地図から消そうとする海軍や五老星の姿を見て、自分も海軍や政府に対して不信感を少なからず持ったのかもしれません。
それが幼いロビンを逃すに至ったのかなと。
仮に黒ひげの船にいるとしたら効率よくポーネグリフをみることが出来て、黒ひげの制御も出来るのでちょうどいいかもしれませんが黒ひげも一筋縄で行かないと思いますしちょっとこの説は飛躍しすぎですかね。
こちらの記事ではロビンと革命軍の謎について。
まとめ
“青キジ”クザンについて考察してみました。
彼は本当に謎が多くヒントや描写も少ないですが魅力的なキャラクターなので今後も活躍しそうですね。
個人的には麦わらの一味とがっつり協力とはいかないまでも一緒に黒ひげあたりに一泡吹かせてほしいものですが…。
それと今後海軍とはどのような関わり方をしていくのでしょうか。赤犬と会うことはあるのか。その辺も楽しみですね。
今後のクザンに要注目です。
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